お知らせ
医院の新着情報や、日々の診療についての情報を掲載しております。
医師等の都合により、急な変更もしくは臨時の休診となる場合がありますので
ご了承ください。
雑誌「女性自身」に掲載されました!!
当院の副院長、秋元貴美子医師が
光文社からリウマチ性疾患に関する取材を受け、
雑誌「女性自身」(2月16日号)に記事が掲載されました。
タイトルは『自分の「免役」と生涯仲よし生活マニュアル』です。
院外勉強会(アダリムマブ)
アダリムマブ(商品名:ヒュミラ)は、関節リウマチや乾癬の治療に用いられる、生物学的
製剤の1つです。今日の勉強会では、このアダリムマブが、どれだけ効果があるのか、
日本でのデータが発表されました。それによると、アダリムマブは、他の生物学的製剤
と比較して、現時点では遜色のない効果が期待できることがわかりました。そして、
はっきりとした事実では、アダリムマブ単独よりも、メトトレキサートを併用したほうが
効果がよいこと、そして、その際のメトトレキサートは8mg/週以上の使用がよいこと
が紹介されました。日本の現状として、メトトレキサートの使用上限は、基本的には
8mg/週までとなっていますので、現時点では、可能ならば8mg/週の使用が望まし
いと言えます。来年くらいには、きっと日本でもメトトレキサートの使用上限が引き上げら
れると思われますので、また事情は変化するでしょう。
生物学的製剤については、日本でのデータ(エビデンス)が着実に蓄積されはじめていま
す。日本の医学も、少しずつグローバルなものになりつつある気がします。
by 井上
勉強会(関節リウマチ)
病気の治療法はどんどん新しくなっていくため、常に新しい情報に注意して、よりよい
医療を目指しています。そのため、勉強会にはできるかぎり参加しています。
今日は関節リウマチの勉強会でした。関節リウマチは、ここ数年で劇的に治療法が
変わり、今もどんどん変化しています。そのため、少しでも勉強を怠ると、すぐに
とりのこされてしまいます。
関節リウマチの治療で今話題なのは、メトトレキサート(商品名:リウマトレックス、メト
レートなど)についてと、生物学的製剤(商品名:レミケード、アクテムラ、エンブレル、
ヒュミラなど)についてです。メトトレキサートは以前から使われている薬ですが、その
重要性が再度見直されています。また生物学的製剤は、かなり効果が期待される
新しい薬ですが、十分な知識をもって使用していく必要があります。特に問題となる
のは、感染症の合併と、値段の高さです。
当院でも生物学的製剤による治療を行っています。生物学的製剤の投与中の患者
様は、体調の変化に十分注意して頂き、すこしでも心配がある場合は、必ずお声かけ
ください。とくに、風邪は悪化しやすいので、十分なケアが必要です。
by 井上